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那須ケーズ木工房K'sオフィース運営する小さな木工房です*事業者の詳細はこちら

K'sオフィースの本来の業務は市街地の再開発や活性化事業の計画と運営のお手伝い(コンサルタント業)です。

この仕事は「地域の文化と歴史の把握」「地域の人、国や県との連携」「組織の運営」「建築の知識」「活性化の手法」と多岐にわたりました。

その中でもK'sオフィースはどことなく無機質な再開発に癒しをと、こだわってきました。

現在は一線を退き、ものづくりにシフトして那須塩原市の森の中に本当に小さな木工房を開設しています。

 

ハンドメイド家具などの大物はそれなりの価格になりますが、どなたでも少し頑張れば手の届く小物を中心に一点ずつ丁寧に制作し販売していきます。

 

木工房にいたる道

このコースターは私が作品の一般販売をするきっかけになった作品です。

あるバーの完璧なコースターをと言う求めに応じて作成したもです。
1.落ち着いたバーにマッチするシックな姿。
2.汗を沢山かいてもカウンターを濡らさず、グラスがくっつかないこと。
*グラスの底についたコースターがカウンターに落ちると、カウンターではなくお客様の心に傷が付きます
3.コースターの底はある程度滑ること。
(BARではグラスを載せてすっと差し出します。)
4.長く使える耐久性と扱いやすいこと。
5.衛生的で安全であること
                         以上がバーの要求でした。


そして当工房が手掛けたコースターは

世界の三大銘木ウオールナットの板材から作る完全手作りです。
(自動化された工作機械を使用して制作したものではありません。)
ウオールナットの木目は最上級の美しさで天然木の中でも作成後のくるいが少なく、これを使った家具は100年もつと言われています。

仕上げは木の風合いを損なうことのない天然のクルミ油によるオイル仕上げです。
派手ではないシックな仕上がりになります。

造作は外周の縁から5ミリを残して座グリを入れ、円形にカットした5ミリ厚の化繊フエルトをぴったりとはめ込んでいます。


フエルトは吸水性がありグラスの底に張り付くこともなく感触もソフトです。
また容易にはずせて洗浄が出来ますので衛生的です。

 

制作苦心談

制作の工程は大まかに言って六工程あり、純粋な作業時間だけでも1時間以上を要します。

①板を少し厚めにヒキワリ ②正確な厚さに整える ③外周を円にカットする
④中に座グリを彫りこむ ⑤全体の手磨き ⑥オイル仕上げ2回

5ミリの縁は見栄えの良い厚さですが、④の工程で欠けずに加工するのは容易ではありません。

木には木目があり、円形に切削するときは必ず順目と逆目が存在します。
順目は良いのですが、逆目の部分の加工はほんの少しの加減でいともたやすく縁が欠けてしまいます。それまでの苦労が水の泡です。
人の手による加工には、切削の音・抵抗感を敏感に感じ取り調整する能力が求められました。

こんな何気ない作品ですが私自身思い入れがマックスに達してしまいました。
納めたBARでも高評価で、お客様からも「これ売れるよ!」と言われるようです。

そして、私は木に登ることになったのでした・・・


これまでの木工との係わり

私の父は勤め人でしたが、木工が大好きな人で小さな工房でかなり高度な作品を手掛けていました。
東急ハンズの第一回ハンズ大賞でもテクニック賞を受賞し、ドウーパにも工房が掲載されたことがありますが、定年退職後もそれを商売にすることはありませんでした。

私はというと、そんな父を遠巻きに見ていましたが、オーディオが趣味ということもあり高校生の時に180リッターのスピーカーエンクロージャーを自作しました。使ったSPユニットはダイヤトーンのP610で感動のサウンドでした。

そして、現在に至るまで50年間環境と道具の許す範囲で多くのエンクロージャーを作成してきました。
エンクロージャー以外にも愛犬のベッドや愛犬モデルの木製プランター、ギタースタンドなどとりとめもなく行き当たりばったり作成をしてきました。

 

 

 

 

 

 

 

必然と道具もそろってきました、時間をさける今が集大成(大袈裟)の時かと考え木工房として事業化に踏み切りました。
一人親方というやつです。

こだわり

制作へのこだわり
手作り志向ということ。 自動化機械はないし、もともと買えませんから。治具を考え工夫して手作りでも精度の高い制作を目指しています。

素材へのこだわり
木のことが分かってくると、木の種類や質へのこだわりは留まることがありませんが、ほどほどにしておきます。

道具へのこだわり
高級な道具に越したことはありませんが手の届く範囲の物におさめます。ただ刃物は別で其れなりの物でないとダメす。